top of page

日本酒の中にある酸について

日本酒には、乳酸、リンゴ酸、コハク酸、クエン酸、酢酸の5つの有機酸が含まれています. それぞれの酸には、日本酒の味わいに影響を与える役割や、健康効果があるとされています. 以下に、それぞれの酸の特徴と効能をまとめました:

  • 乳酸: 乳酸菌から生成される有機酸で、日本酒の酸味の中でも比較的マイルドな味わいを持ちます。肌の保湿効果や、腸内環境の改善に効果があるとされています12.

  • リンゴ酸: リンゴから発見された有機酸で、爽やかな酸味が特徴です。肌のシミの元となるメラニンの生成を抑える効果があるとされています.

  • コハク酸: 日本酒の味わいを決める重要な酸の一つで、うまみを司る酸と言われています。燗酒にした時にコハク酸がおいしく感じられるというのが通説です.

  • クエン酸: 爽やかな酸味が特徴で、柑橘類の果皮を思わせる味わいを持ちます。活性酸素の抑制が期待できるとされ、健康効果に注目が集まっています.

  • 酢酸: 穀物や果汁を原料として造られる酢に含まれる有機酸で、刺激的な酸味が特徴です。肌のシミの元となるメラニンの生成を抑える効果があるとされています.

 
 
 

Recent Posts

See All
日本酒の味わいを決める発酵コントロール ~BMD曲線で読み解く甘口・辛口、淡麗・濃醇~

日本酒造りは、微生物の力と杜氏(とうじ)の長年の経験が組み合わさってできる、まさに“生きた芸術”です。中でも「醪(もろみ)」と呼ばれる発酵のプロセスは、日本酒の味を大きく左右する重要なステップです。 今回は、この醪の管理に使われる「BMD値」という数字に注目して、日本酒の味...

 
 
 

Comments


© powered by sakenomics LLC.

bottom of page